ポロニウム (Po)

原子番号84
原子量209 u
分類ポスト遷移金属
電子配置[Xe] 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6s² 6p⁴
外観銀色
密度(STP)9196 g/L
融点527 K
沸点1235 K
電気陰性度2 (ポーリング)
イオン化エネルギー812.1 kJ/mol
原子半径190 pm
結晶構造単純立方
発見者ピエール・キュリー (1898)

概要

ポロニウム(Po)は放射性の銀灰色の半金属または金属です。極めて希少で、揮発性が非常に高い元素です。ポロニウム(Po)の主な特徴は以下のとおりです。

用途:静電気除去装置(フィルムやほこり用のブラシ)、中性子源(ベリリウムと混合した場合)、人工衛星の放射性同位体熱電気転換器(RTG)の熱源(過去の用途)に使われます。

製造/抽出:ウラン鉱石(瀝青ウラン鉱)中に微量に存在します。原子炉内でビスマスに中性子を照射して人工的に製造されます。ロシアが主な生産国です。

歴史:1898年、マリー・キュリーとピエール・キュリーが瀝青ウラン鉱の残渣から発見しました。マリー・キュリーの祖国ポーランドにちなんで命名され、同国が独立を失っていることを世に訴える意図がありました。

健康への影響と安全性:放射線毒性が極めて高い元素です。ポロニウム210が放出するアルファ粒子は体外では無害ですが、摂取または吸入すると致命的です(質量あたりでシアン化物の数十億倍の毒性)。使用は厳しく管理されています。

価格/市場:半減期(Po-210で138日)と、極めて高い毒性や安全保障上のリスクのため、公に商業取引されることはありません。産業用・科学用として許可を受けた施設にのみ販売されます。

性質:放射性で、揮発性があり(比較的低い温度で昇華する)、銀色の金属的な外観を持ち、化学的にテルルやビスマスに似ており、希酸に溶けます。

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周期表