イリジウム (Ir)

原子番号77
原子量192.2173 u
分類遷移金属
電子配置[Xe] 4f¹⁴ 5d⁷ 6s²
外観銀白色
密度(STP)22560 g/L
融点2719 K
沸点4403 K
電気陰性度2.2 (ポーリング)
イオン化エネルギー880 kJ/mol
原子半径135 pm
結晶構造面心立方
発見者スミソン・テナント (1803)

概要

イリジウム(Ir)は白金族に属する、非常に硬くてもろい銀白色の遷移金属です。(オスミウムに次いで)2番目に密度の高い元素であり、既知の金属の中で最も耐食性に優れています。イリジウム(Ir)の主な特徴は以下のとおりです。

用途:点火プラグ(航空機や産業用エンジン向け)、高温での結晶育成用のるつぼ、電気接点、白金合金の硬化剤に使われます。高い融点と安定性を兼ね備えているため、過酷な環境に最適です。

製造/抽出:白金やニッケルの採掘の副産物として製造されます。南アフリカとロシアが主な生産国です。年間生産量は極めて少ない(わずか数トン)元素です。

歴史:1803年、イギリスのロンドンでスミソン・テナントが、オスミウムを見つけたのと同じ残渣から発見しました。塩が鮮やかな色を呈することから、ギリシャ神話の虹の女神イーリスにちなんで命名されました。

健康への影響と安全性:金属イリジウムは化学的に不活性で、一般に安全です。イリジウム化合物は注意して取り扱う必要がありますが、目にする機会はまれです。生物学的な役割は知られていません。

価格/市場:希少で抽出が難しいため極めて高価です。価格は金や白金を上回ることが多く、市場の変動や工業需要に左右されます。

性質:密度が極めて高く(22.56 g/cm³)、融点が非常に高く(2446°C)、最も耐食性に優れた金属で(酸はおろか王水にも侵されない)、硬くてもろく(機械加工が難しい)、+3と+4の酸化数をとります。

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周期表